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*ハリポタTRPG【賢者の石】

はい、久し振りにSkypeさん立ち上げてあのメンバーで賢者の石やってみましたっ!

色々なトラブルに見舞われ、気づけば早1ヶ月……ようやっと賢者の石シナリオでございます。

前回はテストプレイでしたもんね…(^_^;)

 

 

今回のシナリオは「妖精の罠」というタイトルで、甘木さんが考えてくださったものです。

内容は、4人がホグワーツに入学してから数ヶ月、もうじきハロウィンの季節に差し掛かる頃、妖精を信じる少女パトリシア・クラメンツ(僕の持ち駒です)の前に妖精を名乗る美しい少女エリーが現れるというものです。

エリーは、彼女の兄が禁じられた森のさらに奥、妖精の森に閉じ込められているので助けてほしいと語りました。

エリーは、今晩21時に禁じられた森の前で待っていると言い、姿を消します。

 

パティは、ホグワーツの友人、スリザリン寮の男の子オリバー・プリンス(甘木さん)、ハッフルパフ寮の男の子メルヴィン・リースマン(Hさん)、レイブンクロー寮の女の子ドロシー・クロッソン(羽鳩ちゃん)に協力を依頼し、エリーの兄を助けようとするのですが……。

 

 

まずは、恒例のホグワーツ城脱出です(^^)

勿論、ホグワーツの校則では夜間に出歩くのは禁止ですから、4人はこっそり寮を抜け出さねばなりません。

 

前回(全員新米1年生ということもあり)魔術成功率が壊滅していたため、甘木さんが魔術や杖、その他細かなルールなどを改善してくださいましたっ(>_<)

なので、鬼のような難易度からちゃんとゲーム的な難易度になっていて感動しましたよ。

甘木さん凄い。

 

 

オリバーくんとドロシーちゃんは優秀なので忍び足や変身術で難なく外に出れたんですが、パティがまさかの幸運ロールでファンブル出しやがったので、もれなくスネイプ先生が現れました\(^o^)/

あっ、よりによってグリフィンドール生の前に宿敵が……しかし、その前に変身術で(これも失敗して出来損ないの)フィルチさんに変身していたので、何とかロールプレイで誤魔化して外に出ることができました;;;

いやぁ、冷や冷やものですね全く;;;

危なっかしい。

 

 

で、メルくんも全く同じ状況で、変身術で出来損ないのフィルチさんに変身したので、画面が唯の地獄になりましたw

もはやどっちがどっちなのかわからないというw

 

ぺたりは出来損ないのフィルチさん×2☆

これはひどいw

 

パティとメルくんが現れた途端、皆しばらく爆笑してましたw

エリーちゃんは怯えてました。(当たり前)

 

 

さて、エリーちゃんに案内され小1時間ほど禁じられた森の奥へ進むと、幻想的な森へ辿り着きました。

妖精の森です。

 

 

其処には小型の妖精が多数飛び回っていました。

エリーちゃんは、この妖精達が兄を閉じ込めてしまったのだと言い、高台を示します。

高台には黒色の蔓で作られた天然の檻が存在し、エリーちゃんのお兄ちゃん……というか、1匹の体長5メートルはあろうかという巨大なトロールが閉じ込められていました。

 

えええっ!?∑(゚Д゚)

こんなっ、可愛いっ、エリーちゃんのっ、お兄ちゃんが、トロール…だとっ!?

 

激しく動揺する4人をさて置き、エリーちゃんはお兄ちゃんと血縁関係はないこと、お兄ちゃんが妖精の卵を踏み潰してしまったために妖精達が怒ってお兄ちゃんを閉じ込めてしまったこと、トロールは言葉を理解することができないため自分が代わりに妖精達に謝ったが許してくれず、途方に暮れていることを語りました。

独りぼっちだったエリーちゃんに優しくしてくれたのはお兄ちゃんだけだったので、如何しても放って置けないとエリーちゃんは泣き出します。

 

 

この時点で、何となーく……何となーく怪しいので心理学ロールを振ってみたのですが、どうも彼女は何かを隠しているようなのです(・Д・)

 

檻は蔓性のため、ボンバーラという呪文で壊すことができるとオリバーくんは気づきます。

しかし……本当にこのまま出して良いのでしょうか?

だって、トロールですよ?

危ないですよ?

 

4人は妖精達と会話することを試みますが、妖精達のコミュニケーション方法は羽の音であるため、生物学を取っていない1年生にはさっぱり解りません。

妖精達は人間の言葉がわかるので何やら訴えているようなのですが、やはり聞こえるのは羽音ばかり。

 

4人は仕方なくホグワーツに戻り、妖精について調べることにしました。

 

 

翌日のお昼、4人はハグリッドの小屋に向かいます。

ハグリッドは大きな身体で心優しい番人です。

案の定と言いますか、事情を聞いたハグリッドはこっぴどく4人を叱りますが、色々な情報を教えてくれました。

ハグリッドは良い人です(^^)

 

エリーちゃんの外見的特徴を聞くに、如何もハグリッドはエリーちゃんが妖精であることに納得できないようです。

ハグリッドは、彼女が「エルクリング」ではないかと言いました。

エルクリングとは、ドイツに住むエルフの仲間で基本的に性格が悪く人間嫌いであること、その美しい見た目から裏で売買されることもあり、最近イギリスの闇市ノクターン横丁で一斉検挙があったことを語りました。

 

あんなに健気な女の子が人間嫌い?

ドイツからイギリスに売られてきた?

 

4人は半信半疑のまま、ハグリッドの小屋を後にしました。

 

 

続いて、皆で図書館に行き、妖精について調べました。

ハグリッドの話では、妖精はプライドが高く光物を好むというので、オリバーくんが呪文を探して変身術でプレゼントを作り出そうと提案しました。

 

オリバーくん、ドロシーちゃん(このふたりは安定)、パティは変身術を成功させ、古びた王冠と帽子と花冠をそれぞれガラスのティアラに変えることができましたが、メルくんは失敗してしまったので金色の折り紙で王冠を作ってました\(^o^)/

可愛い。

 

折り紙をする最中、メルくんがふと思い立ち、Yes、Noを紙に書いて妖精に提示すれば会話できるんじゃないかと言い、Yes、No用紙を作ってくれました!

天才ですか!

 

 

準備万端で夜のホグワーツ城を抜け出し、再び妖精の森へ!

ひとつの質問ごとにプレゼントをあげるという条件で、妖精達に4つの質問を投げかけました。

 

まず「エリーちゃんと彼女の兄を許してくれる?」とドロシーちゃん。

妖精達は「No」の紙に止まります。

妖精達に折り紙の王冠をあげると、妖精達は微妙な顔をしつつ受け取ってくれました(^_^;)

 

次に「エリーちゃんの兄が卵を踏み潰したことを怒っているの?」とパトリシア。

すると……。

壮年女性の妖精は「Yes」に止まりましたが、残りの妖精達は皆「No」に止まりました。

……何か別のことで怒ってる…?

妖精達は大喜びでガラスのティアラを受け取りました。

 

次に「エリーちゃんと彼女の兄は、本当に仲が良いの? この森に一緒に来たの?」とメルヴィンくん。

妖精達は一斉に「No」の紙に止まりました。

……んんん?

もう残るティアラはあとひとつです。

 

 

妖精達の回答に、ひとまずエリーちゃんにお兄ちゃんのこと、閉じ込められている原因を尋ねるのですが、エリーちゃんは唯々早くお兄ちゃんを檻から出してと泣くばかり。

なので、また心理学ロールを振りました。

すると……如何もエリーちゃんはこの4人に嘘をついているようなのです!

 

 

疑心を募らせつつ、最後の質問。

「エリーちゃんは悪いことをしている、またはこれから悪いことをしようとしているの?」

答えは……。

 

「Yes」

 

 

妖精に最後のティアラを手渡し、パティがエリーちゃんに詰め寄りました。

エリーちゃんは何処から来たのか、ドイツから来たのではないか。

如何して隠し事をするのか。

 

ドイツという言葉に、エリーちゃんが激しく動揺しました。

あともうひと押し!

絶世の美少年メルくん(彼はAPPが17なのです)の説得に、エリーちゃんが遂に折れました。

 

エリーちゃんは妖精でなくドイツに住むエルクリングで、家族と一緒に暮らしていたところ、突然悪い人間達に捕らえられ、イギリスに売られたのだと言います。

エルクリングはその美しい見た目から、よく売り買いされるのです。

そして、エリーちゃんは震えながら、自分を買った人間には逆らえない、もし失敗したと解れば自分はあの方に殺されると語り、4人に飛びかかりました。

 

 

ドロシーちゃんの杖を奪い取ったエリーちゃんは、そのまま4人の足元に広がる黒い蔓に命じます。

命じられた蔓は4人を絡め取り、締め上げながら地面へ引きずり込もうとしました!

 

何か見たことある!

僕、この植物知ってますよ!

……ってことで植物学を振り、成功しました。

ええもう、賢者の石で登場するあの悪魔の罠に他なりません。

なので本編通りの流れでルーマス・ソレムを唱えたら、解る子は解るようで笑ってました( ´ ω `*)

 

 

脱出したのは良いとして、エリーちゃんは止める間もなくボンバーラを唱え、檻を容易く粉砕してしまいました。

トロールが解き放たれ、真っ直ぐホグワーツ城へ歩き出します! 大変!

 

ドロシーちゃんとオリバーくんがすぐにトロールの足に攻撃して止めようとします。

メルくんは煙幕をトロールの顔面に当てて進行を妨害します。

パティはというと……エリーちゃんと取っ組み合いの喧嘩ですw

結局パティの平手はエリーちゃんに1発も当たらなかったんですけど、パティはエリーちゃんの平手を食らいまして、もはや修羅場だねって言われました\(^q^)/

……うん、悲しいよ僕は。

 

あと1ターンでホグワーツに着いちゃいますとゲームマスター(甘木さん)に言われたので、パトリシアもトロールの方へ走りました。

と、此処ではたと気づく。

 

 

「トロールって棍棒持ってますよね?」

 

甘木さん

「はい、持ってますね」

 

「きっと当たったら痛いですよね?」

 

甘木さん

「はい、痛いですね」

 

「ウィンガーディアム・レビオーサって1年生でも使えますよね?」

 

甘木さん

「えっあっ……」

 

 

まあ、唱えますよね!(o^^o)

そしてまさかのサイコロがクリティカルを出しまして、棍棒はもう綺麗にトロールの脳天に吸い込まれていきました。

一撃必殺でトロールを倒してしまうと、エリーちゃんは呆然と4人を見つめていました。

 

エリーちゃんを買ったのは誰なのかと問いただすと、エリーちゃんはクィレル先生だと怯えながら言いました。

4人は驚きます。

だってクィレル先生はホグワーツの闇の魔術に対する防衛術の先生なのですから!

動揺する4人の背後の森から、恐ろしい声が響きました。

 

「愚か者め……しくじったな…」

 

エリーちゃんはその声を恐れているようでした。

声はまだ遠いのですが、如何やらこちらに近づいてくるようです!

満場一致で逃げようということになりまして、4人は嫌がるエリーちゃんを引きずってハグリッドの小屋まで逃げ出しました……。

 

 

やっぱり夜中に出歩いていたことをこっぴどく叱られてしまいましたが、事情を聞いたハグリッドは、エリーちゃんをドイツまで送り届けてくれるそうです!

ハグリッドは! 良い人!

 

エリーちゃんはというと、完全に人間嫌い全開で(戦闘が始まった時点で豹変して本性だだ漏れになってたんですけど)毒を吐きまくっていて、何というか……たくましいなーと思いました。

エルクリングは強い( ´ ω `;)

 

結局解り合えなかったなと悲しく思いながら、パティはグリフィンドール寮に帰りました。

 

 

数日後、4人がホグワーツ城の廊下を歩いていると、背後から声がかかりました。

振り返れば其処には、何とエリーちゃんが仏頂面で柱の陰に立っています。

 

 

聞けば、ハグリッドの知り合いがドイツまで送り届けてくれること、エリーちゃんはこれから故郷に帰ること、帰る前に森の妖精達が4人に会いたがっていたので仕方なくホグワーツに来てやった、とのこと。

そういえば何か大きな袋担いでるなーと思ったら、エリーちゃんはおもむろにその袋の口を開けました。

すると、中からきらきらと羽を光らせ、たくさんの妖精が顔を覗かせました。

何でも、お礼がしたいのだとか……。

 

4人は妖精の羽をもらって大喜びです!\(^o^)/

そんな中、エリーちゃんがパトリシアに向かって何か差し出しました。

見ればそれは、サファイアのピアスでした。

エリーちゃんが片耳から綺麗な妖精のピアスを取って、ぶっきらぼうに「あげる」と言うのです。

本当に困った時、このピアスを高く掲げたら私がいつでも助けに来てあげる、と……。

 

 

なので、ありがとうと言って思いっきり抱きついてやりました!\(^o^)/

殴り合った仲ですもんねw

 

抱きついたらエリーちゃんは案の定真っ赤になって、べっ別にあんたのためじゃないんだからねっ! と言ってました。

ツンデレさんか。

 

 

そんなこんなで4人のささやかな冒険は、妖精の贈り物と共に幕を下ろしたのでした……。

お疲れ様ー!

 

 

因みに、この後フリートークで甘木さんにシナリオの全容と、取り零した部分を語ってもらいました!

やっぱりあのトロールは、ハロウィン事件のあれだそうです!\(^o^)/

ウィンガーディアムして良かった!

あと、あの人の声が追いかけてきた時、逃げなかったらもれなくSUN値チェックだったそうです、怖っ。

 

 

次の秘密の部屋は、僕がシナリオ担当です(・ω・)

甘木さんとかHさんみたいに上手くシナリオ回せる気がしません…;;;

がっ、がんばりますっ……!

 

シナリオ考えてくださった甘木さん、色んな発想で皆を引っ張ってくださったHさん、魔術の成功率高くていつも危ないところを助けてくださった羽鳩ちゃん、今日は本当にありがとうございましたッ(>_<)

次回の秘密の部屋をお楽しみに!

また半月後にお会いしましょう!